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2025年11月 ハワイ不動産マーケットレポート

2025年11月 ハワイ不動産マーケットレポート

― 静かな調整と、変わらぬ価値 ―
2025年も終盤を迎え、11月時点のハワイ不動産マーケットデータが出揃いました。 本レポートでは、オアフ島を中心に、成約価格・取引件数・在庫状況・成約までの日数といった主要指標から、現在の市場の実像を読み解いていきます。 短期的な数字の変動は見られるものの、ハワイ不動産が本来持つ安定性と資産価値の高さは、今年も変わらず確認できる結果となりました。

成約価格中央値

戸建・コンドミニアムともに緩やかな調整局面

2025年11月の成約価格中央値は、戸建・コンドミニアムともに前月比・前年比でやや下落しました。

  • 戸建:$1,100,000
  • コンドミニアム:$487,450

特にコンドミニアムは前月比8.9%の下落となり、数値上は2022年11月以来の水準となっています。 ただし、市場全体に大きな構造変化が生じたわけではなく、一時的な価格調整として捉えるのが妥当でしょう。
長期で見ると、依然としてハワイ不動産は高い価格帯を維持しており、「値崩れ」と呼べる状況ではありません。

取引件数

戸建は前年比で堅調な伸び

11月の取引件数は、前月比では戸建・コンドミニアムともに減少しました。

  • 戸建:241件(前年比 +18.7%)
  • コンドミニアム:316件(前年比 -7.3%)

注目すべきは、戸建市場の底堅さです。前年比で約2割増となっており、富裕層を中心とした実需・長期保有ニーズの強さがうかがえます。
一方、コンドミニアムの前月比減少は、前月が一時的な高水準だった反動によるものと考えられ、過度な悲観は不要でしょう。

市場在庫数

過剰感はなく、健全なバランスへ

2025年11月時点の市場在庫数は、戸建・コンドミニアムともに前月比で微減となりました。

  • 戸建在庫:724件
  • コンドミニアム在庫:2,284件

年中頃には「在庫過多」を懸念する声もありましたが、7月以降は在庫が緩やかに整理され、需給バランスの取れた状態へと落ち着いています。
特に戸建は前年比でも減少に転じており、希少性の高い物件については、引き続き安定した需要が見込まれます。

成約までの日数(Days on Market)

戸建は安定、コンドはやや長期化

11月の成約までの日数中央値は以下の通りです。

  • 戸建:27日
  • コンドミニアム:40日

戸建は前年と比べると若干日数が伸びているものの、依然として安定した水準を維持しています。
コンドミニアムは前年比でやや長期化していますが、直近数ヶ月の中では比較的良好な水準です。

2026年を見据えて

コスト・政策動向への視点がより重要に

今後注意すべきポイントとして、特にコンドミニアムでは、

  • 管理費・保険料など維持コストの上昇
  • 関税規制の影響による建築資材・修繕工事の遅延

といった点が引き続き意識されます。
2026年に向けては、購入・改装・売却いずれの局面においても、余裕を持った計画と判断がより重要になるでしょう。

金利・為替動向

「ドル建て資産」を持つ意味が際立つ一年

米国住宅ローン金利は、2025年12月11日時点で6.22%。
急激な変動はなく、緩やかな低下基調を維持しています。

為替については、2025年も円安基調が続き、結果として今年は 「ドル建て資産を保有する価値」を再認識する一年となりました。
円安局面では安定運用として、円高局面では資産の組み替えや売却の好機として、 ハワイ不動産は柔軟な選択肢を持つ資産であることが改めて浮き彫りになっています。

Hy’sが考えるハワイ不動産の本質

ハワイ不動産は、安定したドル建て資産であると同時に、オーナー自身が滞在し、人生を楽しめる稀有な資産です。
短期的な市場の上下に一喜一憂するのではなく、
「どのタイミングで、どの物件を、どの目的で持つのか」—— その判断こそが、資産価値を大きく左右します。

Hy’sでは、ハワイ不動産と日本の富裕層マーケットを熟知した専門チームが、 購入・売却・運用・管理まで一貫してサポートいたします。
ハワイ不動産についてご検討中の方、現状の資産ポートフォリオにお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

※本記事内の市場データは Honolulu Board of Realtors、Freddie Mac、TradingView 等の公表資料をもとに作成しています。